この記事の目次(クリックでジャンプ)
1. はじめに
近年、暗号資産(仮想通貨)関連の投資商品をめぐるトラブルが急増しています。なかでも「ビットサンズグローバル(BG)」と呼ばれる案件は、「月利8%保証」「2年後には元本保証」といった触れ込みで出資者を募り、多くの被害者が返金されないまま資金を失ったと訴えていることで大きな注目を集めています。さらに著名ヴァイオリニストの高嶋ちさ子氏も投資家の一人として名前が挙がり、“広告塔”として扱われた疑惑が広がるなど、芸能界を巻き込んだ事件へと発展。事の真偽や全容を解明すべく、本記事では詐欺疑惑の概要や勧誘手口、関係者の言い分、被害者の声などをまとめます。
実際に投資していたとされる元ラグビー日本代表の冨岡剛氏も「誤解だ」と主張しており、真相は未だ錯綜していますが、被害総額は1億円超とも言われるほど深刻です。高配当をうたう暗号資産ビジネスに潜む落とし穴、そして有名人の名前を利用した勧誘によってなぜこれほどまでの被害が広がったのか。本稿では現時点でわかる情報を丁寧に整理していきます。
2. ビットサンズグローバル(BG)の概要と詐欺疑惑
ビットサンズグローバル(BG)は、暗号資産(仮想通貨)のマイニングやオンラインカジノに資金を投資し、その収益を出資者へビットコインで配当するという触れ込みでスタートしました。さらに「月利8%」や「2年後に元本保証」がアピールされ、投資経験が浅い人でも「リスクが低い」「確実に増える」と誤解してしまうような説明が広く行われていたといいます。
しかし、実際には配当が滞るだけでなく、出資金の返還を求めても一切応じてもらえないといった報告が相次いでいます。約束された高配当がまったく実現していないうえに、肝心の元本すら戻らないことから、ネット上では「ポンジ・スキーム(自転車操業的な詐欺)」ではないかと指摘されるほど大きな騒ぎになりました。
また、出資者への勧誘手法としては、口コミ(ネットワークビジネス)的に広がる仕組みがあったようで、紹介者には一定の報酬が得られるシステムが組み込まれていたとの証言も。実態としては、いわゆるマルチ商法に近いビジネスモデルと見られています。多くの被害者が「友人に誘われた」「有名人の名前を信用して出資した」と語っており、いつの間にか出口の見えない連鎖へと巻き込まれてしまったのです。
3. 高嶋ちさ子氏・冨岡剛氏との関与
この事件が大きく報じられるきっかけとなったのは、メディアで活躍する著名ヴァイオリニスト・高嶋ちさ子氏の名前が「ビットサンズグローバルに投資をしている有名人」として出資者の安心材料に使われていたことです。営業担当者が「高嶋さんも出資しているから大丈夫」などと説明し、多くの人が「そんな有名人が関わっているなら信頼できる」と考えたのだと言われています。
実際には、高嶋氏本人も幼馴染である元ラグビー日本代表・冨岡剛氏から「月利8%」「元本保証」と説明され、興味を持って出資した立場であるとされています。いわば“当事者の一人”ではありますが、「広告塔として積極的に勧誘した事実はない」と所属事務所が主張し、あくまでも「名前を勝手に使われた被害者」であるとしています。
一方、BGビジネスの実質的な発起人であるとも言われる冨岡剛氏は、「出資者に元本保証や高配当を謳った事実はない」などと否定しています。ただし被害者側からは「説明が全然違う」「返金してもらえない」と訴えが噴出しており、両者の主張は真っ向から食い違ったままです。これまでにも冨岡氏はネットワークビジネスの世界で活動した経歴を持ち、過去にはPCR検査事業における不正疑惑なども取り沙汰されていたことから、「以前から怪しい噂はあった」という声も上がっています。
4. 被害者の声とメディア報道の拡大
BGへの投資を行った出資者の多くは、勧誘時に「月8%の利回り」「2年後には全額返ってくる」など魅力的な文句を聞かされ、しかも有名人も参加しているとの説得を受けていたため、さほどリスクを考えずに資金を預けてしまったといいます。しかし、いざ配当の時期になってもビットコインの支払いが滞る、さらには元本を引き出そうと連絡しても「今は手続きが難しい」などと言われて先延ばしにされるケースが続発。今では多くの被害者が数百万円以上の資金を失ったまま取り戻せない状況です。
こうした被害報告が相次いだため、出資者同士がSNSなどで情報交換を行い、「BG被害者の会」のようなグループを結成する動きも見られています。さらに2025年3月には週刊文春がこの問題をスクープ報道し、高嶋ちさ子氏の名前が前面に出たことで大々的なニュースに発展。週刊女性PRIMEや日刊ゲンダイなど他のメディアも立て続けに取り上げ、社会問題化しつつあります。
ネット上では「なぜこんなに怪しい投資に有名人が参加してしまったのか」という批判や、「高嶋氏は騙された被害者なのでは」といった擁護論も入り乱れていますが、いずれにせよ多数の出資者が出資金を回収できない状態なのは事実。今後、被害届の提出や法的措置に踏み切る動きが進めば、詐欺罪あるいは出資法違反で立件される可能性も否定できません。
5. 事件の経緯を時系列で確認
時期 | 主な出来事 |
---|---|
2019年末頃 | BGの勧誘が始まり、月利8%・元本保証などの触れ込みで出資を募る。有名人の名前が信用材料として利用される。 |
2020~2021年 | 口コミ(ネットワークビジネス)的に出資者が増加。高額配当を期待して多くの人が資金を預ける。 |
2022年頃 | 配当の遅延や元本引き出し不可などトラブルが表面化。被害者同士の情報共有が進み始める。 |
2023~2024年 | 返金を求めても応じてもらえないとの声が増大。被害者数は100名超、被害総額は億単位に上るとの噂が広まる。 |
2025年3月 | 週刊文春がスクープ報道。高嶋ちさ子氏が「広告塔」として利用されていた疑惑が表面化し、メディアで大きく報じられる。 |
このように、一連の資金集め~配当停止~返金拒否という流れはまさに典型的な投資詐欺のパターンだと多くの専門家が指摘しています。関係者は「広告塔ではない」「投資を紹介しただけだ」など否定を続けていますが、法的責任の所在を巡る争いは今後激化する可能性があります。
6. 結論
ビットサンズグローバル(BG)と呼ばれる暗号資産投資案件は、高い利回りと元本保証を謳う一方で実際には投資家に返金すらせず、多額の資金が行方不明になっていると訴えられる深刻なトラブルです。有名人の名前を利用した勧誘により大きく拡散され、多数の被害を生んだ可能性が高く、いまだ全容は解明されていないものの、今後の法的手続きや捜査の進展が待たれるところでしょう。
暗号資産をはじめとする新興の投資スキームは、どうしても「夢のような高配当」に惹かれやすいですが、「元本保証」「月利◯%」など過度にうまい話があるときは必ず慎重にリスクを検証することが必要です。また、有名人が関わっているから安心という考えも危うく、結果として自分自身の資金を守れなくなるケースが後を絶ちません。
もしすでに被害に遭っていると感じる場合には、速やかに弁護士など専門家に相談し、事実関係を整理したうえで適切な法的措置を検討しましょう。現在も被害者の会のような団体が情報交換を行っているとの話もあり、協力体制を整えることで事態打開を目指す動きが広がっています。今後の動向に注視していきたいところです。
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