詐欺・トラブル防衛

メイビーグローバル(MaVie Global)とULXは危険?最新動向と投資リスクを専門家が徹底解説【2025年版】

1. はじめに ── なぜ今、メイビーグローバルとULXを取り上げるのか

「年利60%」「311%リターン保証」といった派手なコピーが飛び交う暗号資産界隈。
2024年にビットコインが10万ドルを突破したことで再燃したハイイールド投資熱を背景に、MaVie Global(メイビーグローバル)ULXは日本でも検索数が急上昇しました。
しかし多層報酬高固定利回りをセットにしたMLM(マルチレベルマーケティング)は、歴史的にポンジスキームの温床となりやすい構造です。本記事では約9,000字超のボリュームで、最新の当局レポート・参加者の証言・技術的検証をまとめ、「結論ありきではない」リスク評価を提示します。

暗号資産のチャートと警告サイン

2. メイビーグローバル(MaVie Global)とULXの基本構造

メイビーグローバルは2022年、ドバイを拠点に“Web3コミュニティプラットフォーム”として始動しました。
実態はウルトロン(Ultron)と呼ばれるレイヤー1ブロックチェーンの知名度向上を目的とした販売代理型MLMです。

  • 主力商品はステーキングハブNFT($100~$300,000超)。
  • NFT購入=ULXステーキング権を5年間獲得。
  • 初年度日利0.2%(年約73%)、以降毎年半減しつつ総還元311%を謳う。
  • 紹介者に即時7%コミッションバイナリーボーナス10%
  • 2年目以降は年48ドルのメンテナンスフィーを徴収。

高利回り+コミッションは魅力的に見えますが、事業収益より新規資金が配当原資になる危険性が常に付きまといます。

ネットワークマーケティングの構造図イメージ

3. 報酬体系を分解 ── 「311%」の裏側を数字で見る

■ 固定利回りが示す非現実性
世界銀行が発表する2024年の平均株式リターンは年7~9%。それに対しULXは年73%スタート
■ 5年総還元311%
年平均利回り約33%でも莫大ですが、実際はロック解除率があるため引き出せるULXは最大でも初年度30%
■ ロックと半減
1年目に発生した報酬の70%は翌年以降にしか動かせず、3年目以降は日利0.05%未満
結果、投資家が複利で再投資しなければ期待利回りは急落しますが、再投資は追加NFT購入を誘発=さらなる資金注入を意味します。

4. ポンジスキーム疑惑 ── 5項目セルフチェックリスト

  1. 過剰な固定利回り:市場常識から大幅に乖離。
  2. 新規勧誘が収入源:商品販売額がコミッション原資。
  3. 資金ロック:即時全額出金不可。
  4. 運営情報の不透明さ:所在地・監査機関なし。
  5. 当局警告歴:複数国で正式に注意喚起。

3つ以上該当=危険水準。メイビーグローバルは全項目該当です。

詐欺注意の赤信号

5. 各国規制当局の最新アクションと相場への影響

国・地域 年月 措置内容
カナダ(ケベック州) 2024/05 緊急停止命令・サイト遮断
ニュージーランド 2024/06 FMAが注意喚起
ロシア 2024/06 中央銀行警告リスト掲載
イタリア 2024/10 CONSOBが無登録証券認定

海外でレッドフラッグが連鎖すると、取引所も上場廃止流動性縮小を検討しやすく、価格下落⇒雪崩的売り圧力という負のスパイラルを生みます。

グローバル規制のイメージ

6. 運営者の素顔と透明度 ―― 過去プロジェクトを遡る

CEO:ミカル・プラゼニカ
スロバキア出身で、2016年にXaurum(ICO)で資金調達後に価格崩壊。2019年はCoinSpaceがポンジ疑惑でクローズ。
今回のMaVieでも「教育プラットフォーム」を名乗りながら、教材よりNFT販売に注力。
BVI&ドバイ設立の法人は会計・税務情報を公開せず裁判所の管轄外に自らを置く典型的手法です。

オフショア企業のイメージ

7. 参加者インタビュー ── 現場のリアル

Case A:2023年春に$5,000参加
「1年でULXが2倍になると聞いたが、出金手数料とガス代で利益がほぼ消え、紹介しないとプラスにならないと悟った」

Case B:2024年秋に$20,000参加
「11月に日次配当が突如0.05%→0.01%へ。Telegramサポートは運営移管のためと説明したが、実質減配

Case C:2025年春に相談だけ受けた税理士
「ULX配当は現金化まで時価評価不能。納税タイミングが読みづらく課税リスクも高い」

8. 投資判断のための3ステップ安全ガイド

STEP1:当局データベース確認
金融庁「無登録業者リスト」をはじめ各国レギュレーターの公式サイトをチェック。

STEP2:出口戦略を数値化
最短ロック期間DEX出来高OTC需要をエクセルに一覧化し、売却までの想定日数を見積もる。

STEP3:想定損失を可視化
全損シナリオでも家計は耐えられるか」を家族と共有。
リスク⇔リターンが釣り合わなければ撤退を選ぶ勇気が最良の投資判断です。

9. よくある質問(FAQ)

Q1. ULXは今後上場予定?
A. 2025年7月時点で大手CEXは上場計画を否定。流動性はDEX依存です。

Q2. 途中解約やNFT転売は可能?
A. マーケットプレイスは設置済ですが買い手不足で実質機能停止。

Q3. 紹介報酬は課税対象?
A. はい。雑所得として所得税+住民税が課税。
ULX受領時点の時価ベースで計算するため、損して納税のリスクもあります。

10. 結論 ── 「儲かるか」より「戻るか」を考えよ

メイビーグローバル/ULXは「高利回り×紹介報酬×無登録」というハイリスク三重奏
海外当局が次々と停止命令・警告を発し、2025年現在は崩壊前夜の様相です。

結論:信頼できる担保・透明な財務・合法的認可が無い投資は、参入しないことが最良のリスク管理
もし既に参加しているなら早期回収と税務整理を最優先に行い、二度と同類案件に資金を投じないことを強く推奨します。

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