
【注意喚起】エデンダオプロジェクトは怪しい?NFTマルチの実態と「配当×DAO」の危険な罠
「メタバース空間に自分たちの楽園(エデン)を作ろう」
「先行投資すれば、将来的に権利収入が得られる」
2025年末から、このような甘い言葉で勧誘される「エデンダオプロジェクト(Eden DAO Project)」という案件が密かに拡大しています。「DAO(自律分散型組織)」や「NFT」といった最先端のキーワードを散りばめていますが、その実態は「最新技術の皮を被った古典的なマルチ商法(ポンジスキーム)」である疑いが極めて高いです。
本記事では、エデンダオプロジェクトの危険な仕組みと、なぜ「配当が出るマルチ」には手を出してはいけないのか、その論理的な理由を徹底解説します。

この記事の目次(クリックでジャンプ)
1. 概要・背景:エデンダオプロジェクトとは何か
エデンダオプロジェクトは、メタバース(仮想空間)内での「街づくり」を掲げる投資案件です。アバターを使って買い物をしたり、ゲームや仕事をしたりする「セカンドライフ」のような世界観を構築すると謳っています。
参加費用とランク制度
参加には「ビジネス参加権」や「投票権」などの名目で費用がかかり、金額に応じたランク(A〜F)が存在します。動画内の情報によると、以下のような高額なプランが用意されています。
- 最高ランク(Fチーム): 約450万円
- 最低ランク(Aビジネス参加権): 約7万5000円
「10万人を獲得するか、2年経過した時点で募集を終了し、その後一般公開されて配当が入る」というストーリーで勧誘が行われていますが、これは詐欺案件によくある「出口(Exit)の設定」に過ぎません。
2. 詳細・最新データ:「配当×マルチ」は破綻の方程式
なぜエデンダオプロジェクトが危険なのか。最新の詐欺トレンドに基づき、その矛盾点を暴きます。

① 資金循環型ポンジスキームの疑い
投資の鉄則として、「配当が出る投資」と「マルチ商法(紹介報酬)」は矛盾します。
本来、配当とは「事業利益」から支払われるものです。しかし、エデンダオのように高額な紹介報酬(コミッション)を払っている場合、集めた資金の多くが勧誘者への支払いに消えてしまいます。
つまり、事業開発に回る資金はわずかであり、配当の原資は「新規会員からの入金」を回しているだけの自転車操業(ポンジスキーム)である可能性が極めて高いのです。
② 「DAO」なのに中央集権的
DAO(Decentralized Autonomous Organization)とは、本来「リーダーがおらず、プログラムによって自律的に運営される組織」を指します。
しかし、エデンダオには明確な「運営」が存在し、勧誘リーダーが存在し、集金システムが存在します。これはDAOではなく、単なる「DAOという流行り言葉を使った集金組織」です。2026年現在、このような「名ばかりDAO詐欺」が急増しています。
③ 実体経済の欠如
「メタバースで街を作る」と言いますが、GoogleやMeta(Facebook)ですら苦戦しているメタバース事業を、ぽっと出のマルチ組織が成功させられる道理がありません。外部からの収益(広告費や一般ユーザーの課金)が見込めない以上、会員のお金が枯渇した時点でプロジェクトは終了します。
3. 法的観点・リスク:トリプルアウトの違法性
このプロジェクトには、日本の法律に照らして複数の重大な懸念があります。

金融商品取引法違反(無登録営業)
「出資すれば配当が得られる」と謳って資金を集める場合、原則として金融商品取引業の登録が必要です。しかし、このようなマルチ案件が正規の登録を受けているケースは皆無です。無登録での勧誘行為自体が犯罪となります。
特定商取引法違反
連鎖販売取引(マルチ商法)を行う場合、概要書面の交付や、誇大広告の禁止、事実不告知の禁止など厳しい規制があります。「絶対に儲かる」「元本保証」といったトークは不実告知に当たり、即座に違法となります。
「録音」を拒否する理由
勧誘者に「説明を録音・録画させてください」と頼んでみてください。まともなビジネスなら断る理由がありません。もし拒否されたなら、それは「法的にマズい説明をしている」という自覚がある証拠です。
4. 今後の展望・未来予測:2年後の「一般公開」は来るのか
「2年後に一般公開されて配当が入る」という約束の未来を、過去の類似案件(スズバース等)から予測します。

予測①:公開延期とルールの改悪
約束の期日が近づくと、「システムトラブル」「法改正への対応」などを理由に一般公開が延期されます。同時に、出金条件が厳しくなり、独自のトークン(価値のないデジタル通貨)での支払いに切り替えられるなど、事実上の出金停止状態に陥ります。
予測②:運営の逃亡とサイト閉鎖
新規会員の流入が止まり、配当が維持できなくなった時点で、ある日突然サイトが閉鎖されます。海外サーバーを経由している場合、運営者の特定や返金請求は困難を極めます。
5. まとめ:楽園(エデン)は地獄への入り口
エデンダオプロジェクトは、夢のようなメタバースではなく、あなたの資産を吸い上げる「資金回収装置」である可能性が高いです。
【防衛策】怪しいDAO案件の見抜き方
- 配当×紹介報酬: この組み合わせが出たら100%詐欺と疑う。
- 録音の要求: 「録音して弁護士に確認してもいいですか?」と聞く。
- 事業実体の確認: 会員以外からどうやって利益を上げているか確認する。
「400万円入れた」という被害報告も出ています。大切なお金を失う前に、冷静な判断をしてください。投資は、S&P500やオールカントリーなど、実績のある透明な市場で行うのが正解です。

