お金術 危険回避

ニューユーライフ社とソマダームは詐欺?MLMの実態を徹底検証

1. はじめに

近年、ニューユーライフ社が展開するソマダームという製品が、インターネットやSNS上で話題を集めています。これは経皮吸収型ジェルを標榜し、ホメオパシーHGH(ヒト成長ホルモン)を含むとされる点が特徴です。アンチエイジング効果睡眠の質向上、さらには筋肉や脂肪へ良い影響をもたらすと豪語されていますが、その科学的根拠やビジネスモデルの健全性に疑いを向ける声が少なくありません。

実際、同社はMLM(マルチレベルマーケティング)構造を採用しており、「ピラミッドスキーム(ねずみ講)」と紙一重ではないかと懸念される事例も散見されます。さらに、米国の業界自主規制機関からCOVID-19への有効性を示唆するような不適切な宣伝や誤解を招く表現に警告を受け、最終的には連邦取引委員会(FTC)食品医薬品局(FDA)への付託にまで至ったという深刻な状況が報告されています。

本記事では、このニューユーライフ社およびソマダームのビジネスモデルや製品の実態を多角的に検証し、なぜ詐欺ピラミッドスキーム疑惑が持ち上がっているのかを探ります。製品の効果・安全性・収益構造のすべてを掘り下げ、関心を持つすべての方に向けて正確な情報をお届けします。

ニューユーライフ社とソマダームに関するイメージ

2. ニューユーライフ社のビジネスモデル

ニューユーライフ社はマルチレベルマーケティング、いわゆるMLMモデルを採用しています。MLMとは、製品を販売するだけでなく、新しい会員(ディストリビューター)を勧誘することで報酬が上積みされる仕組みを持つビジネスモデルです。商品がどれだけ魅力的であっても、勧誘によって組織を拡大し、下位のディストリビューターから上位のディストリビューターへ報酬が流れる構造があるため、しばしばピラミッド構造と似ていると批判を受けがちです。

実際にニューユーライフ社が公開しているディストリビューターの収入データによれば、大多数の会員がほとんど収益を得ていないことが示唆されています。中には年間平均収入が数ドルという例もあり、この状態で「ビジネスチャンス」として参加者を増やすことは、新規勧誘に依存した構造そのものではないかと問題視されています。

もちろん、合法的なMLMであれば小売販売を中心にディストリビューターが収益を上げられる仕組みがあるはずです。しかし、ニューユーライフ社の場合、製品価格は高額である一方、その有効性が確立されていないため、一般消費者層への小売販売がどれほど期待できるかは疑問があります。そのため、多くのディストリビューターは自分自身もしくは仲間内だけで購入して終わり、継続的な小売利益に結びつきにくい構図が成り立ってしまうのです。

ソマダームの販売と勧誘に関するイメージ

3. ピラミッドスキーム疑惑

ピラミッドスキームとは、要するに新しい参加者からの資金を元に上位層の報酬が成立する仕組みです。合法的なMLMと違法なねずみ講の境目は、小売が成立しているか、あるいは勧誘そのものが主な収益源になっていないかという点にあります。

ニューユーライフ社が提供する報酬プランを見ると、わずかな上位ランクのディストリビューターだけが高収入を得ている一方、下位ランクの大多数は平均で数ドル~数百ドル程度の収入しか得られていません。しかもこれは経費や在庫リスクを差し引く前の数字であり、実質的には赤字になるディストリビューターが多いと推定されます。小売で大きく稼ぐのは困難であり、新規加入者を獲得するしか収益を伸ばす手段がないため、「事実上のピラミッドスキームなのではないか」との声が高まっています。

また、ニューユーライフ社の流通形態にはグローバル展開の要素が強く、新市場を開拓し続けることで上位陣が利を得る構造も見て取れます。「製品」の価値が小売市場で認められていればこそ、既存の地域内でリピーターによる継続的な売上が見込めるはずですが、実際には異なる国や地域へどんどん拡大していく動きが大きく、新規会員の勧誘に重きがあるのではないかと疑われているのです。

ピラミッドスキームとの類似性を示唆するイメージ

4. ソマダームの科学的裏付けとホメオパシーHGH

ソマダームは「経皮吸収型」かつ「ホメオパシーHGH」を含むとされ、アンチエイジング体脂肪減少筋肉増強睡眠改善など多岐にわたる効果を宣伝してきました。しかし、この経皮吸収ホメオパシーの組み合わせは、科学的に見ると疑問が大きいとされています。

まず、HGH(ヒト成長ホルモン)は分子量が大きく、通常のジェルやクリームで皮膚を通過させることは極めて困難です。加えて、ホメオパシーとは物質を極度に希釈するため、そもそも有効成分がほとんど含まれていない可能性が指摘されています。ある業界自主規制機関による調査では、ソマダームにHGHがほぼ含まれていないという報告も示唆されており、実質的に「水や油」のような成分に過ぎないのではないかと批判の声が上がっています。

医療機関や専門家の間でも、健康な成人がHGHをアンチエイジング目的で利用することには強い懸念が示されています。筋肉や代謝に若干の変化が見られる可能性はあっても、副作用リスク(関節痛、むくみ、血糖値上昇など)やがんとの関連リスクも取り沙汰されているからです。ましてやホメオパシーHGHでは、実際に何らかの有効濃度に達するかどうかすら不透明です。

ホメオパシー製品の不透明性を示すイメージ

5. 規制当局の監視と指摘

ニューユーライフ社は、「FDA登録済み」といった表現をかつて盛んに用いていましたが、実際にはFDAの承認を得た製品ではなく、あくまで製造施設やNDCコードなどの登録にすぎない点が指摘されています。さらに、同社のディストリビューターの一部が「ソマダームには新型コロナウイルス予防効果がある」といった投稿を行い、根拠のない医薬品的効能をうたったため、業界の自主規制機関はこれを重大な問題とみなしました。

結果としてDSSRC(ダイレクトセリング自主規制評議会)は、度重なる勧告不遵守を理由にFTC(連邦取引委員会)とFDA(食品医薬品局)へ案件を付託しました。これは、企業が自主規制の枠を超えていると判断された場合に取られる異例の措置です。単に一部ディストリビューターの暴走ではなく、企業全体がマーケティング方針を改善する姿勢を示せていないと見なされた可能性を示唆しています。

6. 肯定的体験談と否定的意見

一部の利用者やディストリビューターの中には、「ソマダームを使って睡眠が改善した」、「気分が上向いた」などの肯定的なレビューを主張する声もあります。ただし、それらの多くがディストリビューター自身の体験談であることが少なくなく、どこまで客観的な評価と言えるかは疑問が残ります。

逆に、否定的なレビューでは「全く効果を感じなかった」、「高額なうえに中身が不明」、「ピラミッドスキームと大差ない」などの声が上がっています。さらには偽造品が出回っている可能性も指摘されており、第三者の通販サイトで購入したら「匂いや色合いが明らかに違う」という報告もあるため、消費者にとっては一層リスクが増す結果となっているのが実情です。

利用者の口コミが割れるイメージ

7. 企業の対応と主張

ニューユーライフ社は、コンプライアンス部署を設置し、マーケティング上の問題発言を見つけたら修正や削除を行うなどの取り組みを行っていると説明しています。しかし、業界団体から「構造的な問題がある」と指摘されるほど、個々のディストリビューターの広告表現を適切に管理しきれていないのが実情と見られています。

また、同社は「アンチエイジングホルモンバランスへの一定の効果がある」などの立場を維持しており、実際に第三者機関による製品検査で重金属などを含まないことを証明したとも発表しています。しかし、これはあくまで安全性に関する限定的な検査結果にすぎず、「有効性」を証明するデータではない点に留意が必要です。

8. 消費者やディストリビューターが注意すべき点

ニューユーライフ社およびソマダームに興味を持った消費者・ビジネス参加希望者は、以下の点に注意すべきでしょう。

  • 高額な商品代金:小売需要がどの程度あるかを冷静に見極める。
  • 経皮吸収型HGHの疑問:本当に効果があるのか、科学的根拠をチェックする。
  • 報酬プランの実態:実質的に勧誘が主な収入源になっていないか、データを確認する。
  • 偽造品のリスク:正規ルート以外での購入は品質の保証がない。
  • 規制当局からの警告:第三者機関や政府機関による指摘は軽視できない重要情報。

MLMビジネスに参加する際には、自分の資金と時間、また周囲との人間関係をリスクにさらす可能性があります。適切な情報収集と冷静な判断が必要不可欠です。

9. まとめ

以上のように、ニューユーライフ社のビジネスモデルやソマダームの効果に関しては、多数の疑念規制当局の懸念が指摘されています。詐欺ピラミッドスキームという言葉が飛び交うのは、一部の上層ディストリビューターと新規勧誘者との収益格差があまりにも大きく、根拠のはっきりしない製品を高額で販売する構造が見えるからでしょう。

もちろん、製品を実際に愛用し、ポジティブな変化を感じる人もいるかもしれませんが、それが科学的に実証されたものなのか、あるいはプラセボ効果や一時的な要因ではないのかを慎重に見極める必要があります。規制当局が正式に動き出した背景には、企業・ディストリビューターの広告表現や収益構造自体に深刻な問題があると判断された可能性が高いのです。

加入を検討する人や購入を迷っている人は、リスクリターンを十分に踏まえ、自らの目的や健康、経済状況と照らし合わせた上で決断することが求められます。

結論

結論としてソマダームの有効性は科学的根拠が乏しいとされ、ニューユーライフ社のビジネスモデルはピラミッドスキームに類似する構造を指摘されています。米国の規制当局も既に介入の動きを見せており、将来的にさらなる調査や法的措置が取られる可能性は否定できません。したがって、消費者とビジネス参加希望者には最大限の慎重な検討が求められます。

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